最近僕のカバンにはいつもカメラが入っている。この写真のカメラではないですよ!だってカメラは自分の事写す事出来ないでしょ。(笑)もちろんこのブログを始めたからである。僕は音の事は結構詳しいつもりだが、カメラ(映像)の事はまるで判らない?でも、その判らなさが最近とても心地よいのだ。とにかく、いつもカバンに入れておいて、街を歩きながら何でも撮る。最初はただバシャバシャ撮るだけだったが、最近は少し考えて撮るようになった。これが面白い。作風は音楽と同じ様な気がする。子供の頃の話だが、うちは母親が文筆業(詩人)だったため、家は本だらけだった。本の重さで家が傾くとまで言われた。毎晩、寺山修司など同業者が来ては、家で酒を飲みながら文学談義をしていた。そんな母の文学の世界から反発するように、僕は音楽をめざした。反抗期みたいな事も手伝ったのかな・・・。30代の頃、あるレコードメーカーの女性ディレクターに「初めまして」と挨拶をすると、彼女は「あら、はじめてじゃないのよ。あなたがまだこんな小さかった頃、私は出版社にいて、よくお母様のところに原稿取りに行ったもの」。と言い出した。何かどう対応していいかとドギマギしていると、彼女は「お母様と作風が同じね」って言い出すではないか!!僕は愕然とした。まったく違う方向に来たはずだったのに・・・??更に時が経って、最近はこう思う。詩を書く事と曲を書く事ではそれ程違いが有る事ではないと・・・。たとえば、絵を描く時に筆で描くか、鉛筆で描くか程度の差でしかない。重要なのは何を描くか?ということだと・・・!そんな事を考えているとカメラは僕にとって新しい楽器のようですんごく楽しい!!
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