ブック・チャレンジ7日間
〜その2日目〜
「寺山修司全歌集」寺山修司
「もこもこもこ」谷川俊太郎
僕が幼稚園の頃、寺山修司さんが家にやって来たと思う。
いやその当時は分からなかったけど・・・。
あの、ものすごく強い東北訛りは絶対寺山修司さんだった。
「ボク随分大きくなったねぇ〜〜〜」とか言われた。
当時、東京・恵比寿にあった家は人が集まりやすかったんだろう
いろんな方が訪れ、母も作家連中と毎晩飲み会?文学談義?
をやっていたんだろう、僕達ミュージシャンと同じだね。
だから、当時このような本達が家中に山積みになっていた。
男の子には反抗期があって、当然ボクにも訪れて
全てのものを否定した。
だ・か・ら・僕は音楽の道を目指したのだ。
母が文字の世界で、僕は出来るだけ文字から遠くの
音の世界へ・・・。
小学校でCharがまだ竹中と言われていた頃
あいつとバンドを組んだ。当時のエレキバンドは不良だった。
でも僕は実際プロの音楽家になって、母と僕を知る人物から
「作風が似てるね」と云われて・・・愕然とした。
こんなに遠くに来たはずだったのに・・・ガク
それ依頼母とは仲直りした、長い長い反抗期だったかもしれない(笑)
でもそれだから頑張れた。
谷川俊太郎さんのお宅にもケンサクちゃんと言う息子さんがいて
母からケンサクちゃん、ケンサクちゃんと昔から聞かされていた。
彼も音楽家になられたようで、仕事場で偶然お会いした事がある。
初めましてとご挨拶の時に谷川さんと云わずに
ケンサクちゃんと言ってしまった(笑)
恥ずかしかった。
彼はどうして音楽の道に・・・?
聞けなかった。
そう言えばユーミンと仕事をするようになってから、
マネージャーの島田さんもお母様は詩人だったかな、
あらあら、みんな反抗期で・・・!?
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