数年前から健康のためによ〜く歩いていた、
1日1万歩なんて言うけど結構大変だった
僕の足だと1万歩歩くには2〜3時間はかかる。
それとウォーキングは麻薬効果もあるのか、
雨などで歩けない日が続くと・・・
もう無性に歩きたくて禁断症状が出た。
しかし、こんな100キロ近い体重でそんなに歩いたら
当然、膝が悲鳴を上げて来た。
持病の糖尿病のため膝の骨付近の骨壊死も始まってきてる様だった。
2年くらいは何とか誤魔化してきたのだが、
整形外科を尋ねると、これはもう一刻も猶予はならぬと言うことで膝の人工関節手術を勧められた。
しかし・・・糖尿病が悪化して、このままの糖尿の数値では手術は出来ないと告げられた。
まいったな・・・。
それで去年、意を決して、仕事を全て休んででも健康を取り戻すべく治療に専念しようと決意した。
まずは糖尿病を治すべく、強力な食事制限をした。
どうも、僕はやれば出来る子の様である(笑)
苦労の甲斐あって効果は上手く出て、医者もビックリするほど改善した。約3ヶ月でHbA1cは6.1まで落ちた。
これで糖尿の影響無く手術は可能になり、11月に手術することになった。
糖尿が改善したので気を良くして
そう言えば、僕は癌関係の検診もまだ一回もやったことがないのでこの際、良い機会なので胃カメラと大腸内視鏡検査を
9月の時点で前もって予約をした。
膝は11月手術だから、順調に行けば年内には退院出来るはずだから、年が明けてすぐ
来年の1月に胃カメラと大腸内視鏡の検査予約を入れておいた。
これが良かった。
膝の入院は長かった。大学病院に3週間、その後、群馬の温泉の付いたリハビリ病院に3週間。
長かったが、雪が降り出す頃の年内には何とか退院出来た。
さて、年が明けて今年2020年、1月に胃カメラをやった。これは問題なしだった。そして1週間後に今度は大腸内視鏡検査。
ここで、大腸ガンが発見されてしまった。が〜ーーーん!!
検査医も内視鏡で取れるポリープではなく、完全に癌であると告知されてしまった。
急遽、またもや手術となった。今度は大腸がんの摘出手術。
でも運良く早期発見だったのでステージ1。きちんと取り除けば大丈夫だという。
発見が早かったので抗癌剤も放射線治療もしなくて済みそうだった。助かった!
2月の半ばに手術をして3月の頭まで入院していたが・・・時はもうコロナ騒ぎに病院はなっていた。
去年の9月に検査の予約をして、1月に検査が出来て発見できた。今年に入ってからの検査予約では、もうコロナ騒ぎに巻き込まれ、検査どこではなかったろう。
検査しなければ癌も発見されず。コロナ騒ぎが終わってからの検査では、末期とは言わないまでも早期発見にはならなかったろう。非常にラッキーというか、ギリギリセーフだったのかもしれない。
さて今日の2冊は、そんな長い長い入院中、友人が差し入れてくれた2冊です。
まずは、「とことん!トンカツ道」今 柊ニ
糖尿の数値が改善されたとは言え、入院中の病院食はカロリー制限のある糖尿病食。
腎臓もヤバかったので塩分制限がある腎臓病食。も加わり
なので・・・この本は非常に刺激的でしびれました。(笑)
退院したら食べに行こうと目星をつけた店はあるのですが、
このコロナ自粛でまだ実現されていません。
もうひとつは「巴水の日本憧憬」川瀬巴水・画、林望・文
痛切な懐かしさ、滅んだものへの憧憬。大正・昭和期の日本を描いた版画家・川瀬巴水の春夏秋冬の景色が
日本に生まれて良かったなと改めて思います。
また、林望の文章が誘う、失われた風景への旅も素晴らしい。
退院して思わず巴水の版画のコピーを買ってしまった。何を買ったかというと・・・
清洲橋です。
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