今週の唄入れは、予定通り3日間で5曲終了。1.5曲@1日と決めていたので、ほぼオンタイムか半歩先行というところでしょうか?また来週に3日間の唄入れがありますが、ひとまずブレーク!と言っても休みではなく、僕は別のプロジェクトへ、潤子さんは地方にコンサートに出かけます。いつも思うのですが、やはり真夏のレコーディングは体力消耗が激しいので非常に疲れます。冬はまた風邪のシーズンだったりするのでこれも心配。春、秋が唄入れにはいい季節ですね。
これが潤子さんのマイク! U-47 Tube 西ドイツ時代のノイマン社製の物。いわゆるビンテージマイクですね。中には真空管が入っていて温かな音で録音されます。
レコーディングの様子をお知らせしたいとこなんですが、やはりアーティストににとって唄入れは神聖な作業。誰にも邪魔されたくないし、誰にも見られたくない。そんな訳でカーテンをひいて中が見えなくしてしまいます。これでアーティストは自分だけの世界に没頭出来る訳です。ほとんど、鶴の機織り状態!(笑)よくテレビでやっているレコーディングの中継なんて、殆どヤラセなんですよ。実際は精神力、集中力を高めて、けっこう過酷な現場なんです。
大姫がスタジオに入って唄いだすと、僕らはこのテレビモニターでしか確認出来ません。しかしアーティストにとっては、生みの苦しみ!今回も何曲かはそうとう難産になるかも、、、。
これが、唄のテイクの成績票。チェックシートです。通常、潤子さんは4〜5テイクを録音し、その中から、いいところだけを集めて1本のベストテイクを作ります。この歌詞の右側の表の様な枠が僕が付ける通信簿みたいなもので、唄の出来を評価していきます。それでベストテイクを作る参考にします。
唄というのは本当に不思議なもので、良い所ばっかりを集めれば良い物が出来るとは限りません。今の時代では、コンピューターの力で、音程を修正したりリズムを直したりすることは、いともカンタンに出来てしまうのですが、それをキチンと処理した物は、逆に唄としては最低の物になってしまうのです。ここが音楽の不思議なところで、数学とは違うところでしょうか?実に奥が深い、、、。日々勉強させられます。
うーん。
新川プロデューサーさまは、お上手ですな。
こんなに何もかも書いてくれちゃったら、期待感はどんどん膨らむばかり
もう、みなさん絶対にCDを買っちゃいますよね
潤子さん始め、みなさんがこんなに心を込めて作ってらっしゃる作品は良いに決まってますモンね
早く発売されないかなー
投稿情報: ドレミ♪ | 2009/07/26 08:57